昨年末、忙しかった事もありブログを一時書けない時期がありまして。
忙しさ以外にももう1つ理由があったのですが、
書く気力も出ないくらい私にとってショッキングなものでした。
簡単に書くと、ハーネスが抜けてフィービーが逃げたという事です。
そして結論から言えば「捕獲できてホッとした」
です(〃´o`)=3
書くつもりはなかったのですが、これは犬のブログ。
こんなこともある、と思って読んで頂けたら幸いです。
散歩でたま~に行く大きな広場。
芝生があったりグランドがあったりします。
のんびり歩いていると反対側からある小型犬種とニコニコした飼い主さんがこちらにやってきました。
あ、なかなか会えない犬種だなぁと思っていたら、飼い主さんから離れて犬だけがフィービーに近づく。
あれれ??
ノーリードだと気付きました(゚o゚)
近くにきてわかったので結構びっくりです。
相性が悪くなかったので遊び始め、ちょっとテンション上がり気味のフィービー。
飼い主さんも数分で切り上げてくれたのでホッとしたのもつかの間、
芝生上で嬉しくなったのも重なりそのテンションのまま走り出して私の周りをぐるぐるぴょんぴょん。
この日は首輪ではなくハーネスをしていました。
結構暑い日だったので服なし。
最近ずっと服を着せてハーネスをしていた為、裸だとハーネスも少し大きめになります。
でもあまり考えずそのまま装着して出掛けました。
ヒールウォークも100%近いので引っぱりもなくハーネスが抜けることもありません。
もうお気付きかと思いますが・・
でもこれが大きな間違いだった・・
公園でテンション上がり、走り出したので止めようとした瞬間ハーネスがスポッと抜けてしまいました。
首輪も何もしていない本当の裸状態。
抜けた瞬間、焦ると同時に追いかける。
フィービー!と一度呼んでちょっと追いかけたらこっちを見つつ、もっと遠くに行こうとしています。
もっと追いかけたら公園横の道路 (車の往来はかなり少なめの道) に出て行く、
道路を渡って反対側に行き、ついに見えなくなる・・
そしてどこの誰だとわからないまま見つからない・・
ほんの数秒の内にそんな想像をしました。
どうしよう、どうしたら戻ってくるのか・・
というか戻ってくるとは思えませんでした。
だって水を得た魚のようにものすごく楽しそうにぴょんぴょん走っていたから( ̄△ ̄)
どうしたらよいか解らず、相当パニクっていましたが「ダメダメ冷静に!!」と
自分に何度も何度も何度も何度も何度も言い聞かせ、追いかけるのをすぐにやめました。
でもこれは数秒の間に決断しなければならないという私にとっての最大の賭けでした。
こうした事によって本当にもう会えなくなる可能性があったから。
追いかけるのをやめ、心臓バクバク状態なまま急いで木の下に膝をついてしゃがみました。
するとフィービーのスピードが少し落ちたので、
すぐにポケットに入れていたオヤツを見せ、いつも呼ぶトーンの声で「フィービーおやつ~」と声掛け。
これをやった時、”戻って来ない”という想像を一切捨てました。
どうか戻ってという気持ちを込めて「おやつだよ~」と手を少し上に挙げてみました。
すると1、2度足を止めながらも戻ってきてくれました。
戻ってくる時のフィービーの走りがスローモーションに見えた(ノ_・、)
冷静を保ちつつ、そのまま手元まで来て!と願う。
本当に心との葛藤でした。
手元まで来たらまたすぐに逃げるかもと思ったので、おやつをすぐに離さずに
先っちょだけ噛ませ、チミチミと食べさせました。
この日持っていたオヤツは先日イヌリンで購入したカンガルーの干し肉。
いつもと違う、たまにしか与えない、クッキーより匂いが強い物だったので食いつきが違いました。
きっとクッキーだったら噛んですぐにパラパラになってしまったかもしれません。
チミチミと食べさせ始めましたが、速攻で捕まえはしませんでした。
なぜだかわかりません。
美味しそうに食べているフィービーをジッと見ながらこういう形で押さえようと再確認。
焦る自分を制御し、ヨシ今だ!とそっと左手、左腕、左半身で身体を覆う様に後ろから抱きしめました。
後ろに逃げられないようにする為です。
この後しばし抱きしめたまま動けませんでした。
フィービーを捕まえた時、真横にヨチヨチ歩きの赤ちゃんとお母さんがベンチに座っていたのですが、
この親子、フィービーが逃走したとは思っていなかったようです。
ニコニコして見ていましたよσ(^_^;)
実はこの広場、ワンコのノーリード率かなり高め。
この日私が目で見たワンコは5匹。
内4匹はノーリードでしたからフィービーもノーリード犬だったと思われていたかも。
でもこの時ばかりはあのノーリードのワンコ達の中に混じって行って遊んで~!!!
とまで思ってしまいました。
そうすればオヤツ使って捕獲出来るかと(-"-;A
フィービーを捕獲後、抱っこしたままベンチに座り、予備で持っていた首輪に変更。
とりあえずハーネスもし、公園を出るまではリードを首輪とハーネス両方に掛けて歩きました。
(ノーリードの子達を見たフィービーが遊びたがっていた為です)
公園を出るまではまだまだ冷静を装う自分がいましたが、
歩いていると段々現実に戻り、涙があふれそうに(~д~*)
それをまた堪えながら1時間半の散歩終了。
かなり辛かったです。
家に着くとホッとしましたが、考えれば考えるほど時間が経てば経つほど恐ろしくなりました。
もちろんハーネスの危険性や首輪のゆるみなどの問題もありますが、
やっぱり呼び戻しの大切さを痛感。
オモチャやオヤツを使わなくても戻ってきてくれるのが理想ですが、フィービーはまだ出来ません。
それであっても、何であっても戻ってきてくれればいい、と思いました。
フィービーが逃走時、あ!トレーニングした呼び戻しだ!とは正直パニクって考えつきませんでしたが、
改めて考えると呼び戻してる!と。
家では今でも離れた場所にいての呼び戻しの練習はしています。
実際その時の身体の動きがそれを実証していたような気がします。
リードを離してしまった事が夫婦共にあるので、それに関しては異常なほど気を遣っています。
ハーネスは盲点、というかヒールウォークが出来る様になったから、という過信が良くなかった。
装着もしっかり確認し、広場での走り出しは要注意。
まだトラウマがありますが、特に一人の時は気を付けたい。
ノーリードもそうですが、絶対に大丈夫なんてない。
問題なく遊んでいても突然の地震や雷があったら犬の反応はわからない。
どんなに良い子でもある日突然いなくなってしまう事がある。
そんな悲しいことはない。
こんな事を色々考えながら散歩から帰ってきました。
帰宅して気付いたらジーパンの右ひざは泥だらけ。
右手の指関節にかなりの青あざ。痛くて曲がらなかった。
フィービーを呼び戻した時、力が入ったものを思われますが覚えていません(;^_^A
あぁ未だに反省しきり・・・・・・・・・・・・・・
そんな事があったのでこの公園には怖くて行けずにいました。
でもとても気持ちの良い場所なので昨日行ってみる事に。
こちらが捕獲場所。


うーん、ドキドキが再発。
で、やはりノーリード率高し。
リードをしたワンちゃんと挨拶したりしたものの私のドキドキは止まりません。
心臓に毛が生えてるタイプの私でもどんだけのトラウマ(´Д`)
しばし葛藤。
でも思い出してウルウルしてしまった。
そんな中、もう梅が咲いていました^^

ご本人は松ぼっくり咥えてご満悦。

結局この日は8キロも散歩してしまった(笑)
長々書いてしまいましたが、実際はほんの2分足らずの話。
迷い犬を多く拝見し、早く帰ってくるといいなと思ったり、愛犬と重ね合わせて心配したりしますが、
実際に起きてみると(今回は未遂で済みましたが)想像を遥かに超えます。
どうかどうかどうか、皆様もお気をつけ下さいませ(゚人゚)(-人-) 本当に・・
クリックして頂けたら嬉しく思います(〃'∇'〃)ゝ

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